ダイエットをするには「健康」である必要があります。
体のどこかがひとつでも健康でなければ、ダイエットをしても意味がありません。
そこで、今回は私たち人間が生きるために必要なビタミンについてわかりやすくまとめました。
健康1番!
ダイエットはその次でいきましょう!
Contents
ビタミンとは生きるために必要な栄養素
ビタミンは、生物が生きるために必要な栄養素。
炭水化物・タンパク質・脂質以外の有機化合物の総称が「ビタミン」です。
人間を含むほとんどの霊長類にとってビタミンCの摂取は必要不可欠なのはご存知でしたか?
ビタミンCは、アスコルビン酸=ビタミンCがコラーゲンの生成など多くの代謝に必要不可欠です。
しかし、霊長類はこれを合成する代謝経路を持っていません。
だからこそ、人間は定期的にビタミンCを摂取する必要があると言われています。
ビタミンの種類やその働きを見てみましょう!
ビタミンの種類と働き
ビタミンには2つの種類があります。
脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンです。
脂溶性ビタミン
脂溶性ビタミンは水に溶けにくく、油に溶けやすいのが特徴です。
そのため、調理する際に水洗いや加熱調理をしてもビタミンは失われにくく、油と一緒に調理することで吸収率をアップすることが可能となります。
ニンジン、ピーマン、カボチャなどに含まれる「ビタミンA」は脂溶性ビタミンです。
適量を摂取すると、皮膚や粘膜の保護作用や目の健康を保つ効果がえられます。
火傷跡にビタミンAを含むクリームが有効なのはこれが理由なのです。
水溶性ビタミン
一方、水溶性ビタミンは水に溶けやすいビタミンです。
読んで字のごとく、脂溶性ビタミンと違い水洗いや加熱調理で失われやすい性質です。
そのため、茹で物や煮物より、蒸し物や炒め物にして食べるなどの工夫が必要となります。
この水溶性ビタミンの代表例が「ビタミンC」です。
適量を摂取すれば、ビタミンCは紫外線やストレスによって細胞が酸化するのを防いでくれるため、肌荒れを予防してくれます。
また、免疫力の強化やアンチエイシング、抗ストレスホルモンの合成をサポートする働きなどもあります。
もうすでにご存知の通り、ビタミンはレモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類に多く含まれています。
このため、サプリメントなどの広告で「レモン3個分のビタミンCがこれ1つで補える」といった宣伝がされているのです。
ビタミンが健康によい理由とは
実は、ビタミンが健康によいというよりも、「ビタミンを摂取しないと人間は健康な身体を維持できない」という表現の方がしっくりいくでしょう。
なぜなら、前述の通り、ビタミンは生存に生物に必須栄養素であるにもかかわらず、これを体内で自力で合成することができないからです。
ビタミンの定義「生きるために必要かどうか」
ここで忘れてはならないのが、ビタミンの定義。
ビタミンの定義は、生物の生存に摂取が必須であるかどうか、で決まります。
人間にとってはビタミンであっても、他の生物にとってはビタミンでないものが沢山あるとのこと。
ビタミンC=アスコルビン酸は人間にとってはビタミンですが、多くの生物には自力合成可能なノンビタミンだそうですよ!
また、ビタミンの摂取は必ずしも健康にいいとは限らないので注意が必要です。
ビタミンを摂取する際に気をつけたいポイント
たとえば、ビタミンA。
ビタミンAは、通常の食事で過剰摂取となる可能性はまずありません。
しかし、サプリメントなどで大量に摂取すると腹痛や悪心、嘔吐、めまいなどを引き起こすことがあります。
ビタミンに限らず栄養素をサプリメントで補う際は、用法用量と使用上の注意を守る必要があります。
ビタミンの推奨摂取量
それぞれのビタミン、性別や年齢によっても推奨摂取量は異なります。
ビタミン推奨量「1歳の女の子」
たとえば、厚生労働省がまとめた「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では1歳の女の子のビタミン推奨量は1日350レチノール活性当量です。
ビタミン推奨量「70代の男性」
しかし、70代の男性の場合は1日のビタミンの推奨量は800レチノール活性当量となります。
基本的に、女性よりも男性の方がより多く摂取することが望ましく、年齢を重ねるごとにより必要量が増えるとされています。
逆に言えば、耐容上限量の値は、年齢が低ければ低いほど小さくなっています。
小さな子供にサプリメントを与える際は注意してください。
また女性の場合、妊娠中は推奨摂取量が変化することも覚えておくとよいでしょう。
ビタミン欠乏症に気をつけよう!
十分な量のビタミンを摂取していないと「ビタミン欠乏症」となる恐れもあることを覚えておくとよいでしょう。
ビタミン欠乏症の症状は、不足しているビタミンの種類により異なります。
視力の低下
貧血
消化不良
ストレス耐性の低下
ビタミンが不足すると人間の肉体に影響を及ぼす様々な症状が現れると言われています。
日頃から栄養バランスを考えた食事をするよう心がけましょう!
人間に必要不可欠なビタミンで健康な体を作ろう!
ダイエット=無理な運動や食事制限で体重を落とす、という間違った情報を鵜呑みにしていると、健康な体をダメにしてしまう可能性もあります。
サプリメントによるビタミン過剰摂取に注意
ビタミン不足による欠乏症を防ぐ
ダイエットする!と決めたら、まずは自分の体が健康かどうか、ダイエットしても大丈夫かどうかをチェックしましょう。
ビタミンは人間が生きるうえで必要な栄養素。
これをないがしろにしてはうまくいくはずのダイエットも失敗してしまう可能性があります。
まずは健康第一でいきましょう!