「断食」と聞くと、
四六時中何も食べないこと
という何とも辛そうなイメージが先行しがち。
「食べることが大好きな人にとっては過酷な状況・・・」
と思われがちですが、実際は一日中何も食べない、というわけではありません。
今回は断食の中でも比較的導入しやすい「プチ断食」の本当の意味や正しいやり方をまとめてみました。
断食に興味のある方はぜひ「プチ断食」を試してみてくださいね!
Contents
「プチ」断食は修行ではない
断食に対してあなたはどのようなイメージを持っていますか?
「食べ物も飲み物も口にできない!」
なんて、修行のようなイメージを持つ人が多いですね。
でも、今回紹介する「プチ断食」は全く違うものですので安心してください!
プチ断食とは?
「プチ断食」とは1日間だけ飲み物だけを飲むこと、つまり、食事を我慢する断食方法を意味します。
え?
それでもやっぱりつらく苦しいんじゃない?
というイメージも持たれますが、そこまで厳しいものではありません。
プチ断食にはいくつかの方法があります。
水だけの断食や砂糖水だけの断食などがありますが、それらに共通するルールがあります。
それは、
「水分はOK!でも、固形物は絶対NG!」
です。
このプチ断食の大きな目的は1日間固形物を摂取しないことで、内臓を休ませることなのです。
簡単!プチ断食のやり方
突然プチ断食を始めるのは体に大きな負担を与えることになりますので、絶対にやらないでくださいね。
正しいプチ断食のやり方を理解してから始めましょう!
プチ断食は段階的に進めよう
まず始めに、自分自身の体に、「これから断食をするよ!」ということを知らせるために準備期間を設けましょう。
その準備期間として断食の1日前の夕食の量は少なめにするとよいですね。
そして、プチ断食の当日は固形物を摂取することなく、「飲み物だけで」1日を過ごします!
プチ断食で一番大切なのは、プチ断食をした「その翌日」です。
翌日は「回復期」と呼ばれています。
朝から固形物を食べても特に問題はありません。
しかし、それまで断食をしていたため、急に固形物を体の中に入れてしまうと、体が対応できない可能性があるため、少しずつ自分の体の様子を見ながら普段の食事に戻していきます。
脂っこいものは避けるべし
前述に、プチ断食翌日に少しずつ固形物を食べていきましょう!とは言いましたが、「脂っこいもの」はなるべく避けた方がよいですね。
なぜなら、脂っこい食事では胃に大きな負担がかかることになり、通常の食事になかなか戻れない可能性が高いからです。
また胃に負担がかかるだけではなく、せっかく小さくなった胃が大きく膨らむことにもなり、余計に太ってしまうかもしれません。
ですので、少しずつ食事の量を増やしていくことがポイントです。
普通の食事の量に戻すためには、2日ぐらいかけるつもりで食事の量を通常まで増やしていく、という考えを持つことをおすすめします。
仕事をしている人は仕事中にプチ断食をすると支障をきたす可能性がありますので、仕事中のプチ断食はおすすめできません。
体への負担をできるだけ少なくするためにも、休日を使ってプチ断食をしましょう!
プチ断食の効果に期待大!
さて、プチ断食のやり方はとてもシンプルでいつでも手軽にできることがわかりましたね!
ここで気になるのが「プチ断食の効果」ではないでしょうか?
プチ断食の効果はいくつか挙げられます。
- 腸がきれいになる
プチ断食をすることにより、食べ物が体の中に摂取されなくなると、腸がしっかり休める状態になります。
それにより、これまで消化に使われていたエネルギーが、血液の循環や代謝に使われるため、腸にたまった老廃物が排出され、腸がきれいになるでしょう!
- 摂取カロリーがプチ断食前より少なくなる
これまで体にたまっていた脂肪が分解され、エネルギーを生み出そうとするため、ダイエット効果が期待できます。
また、脂肪に多く蓄積している「化学物質や金属」などの有害物質も一緒に分解され、排出されることから、デトックス効果も高いとされています。
そして、プチ断食中に不足したエネルギーを補うため、血中の悪玉コレステロールを使用することになるため、コレステロール値を下げる効果も期待できます。
上記の働きによって内臓の働きが良くなります。
そのため、血液の巡りも良くなるので冷え性や肩凝りなども改善すると言われています!
ダイエットだけではなく冷え性や肩こりにも効果ありのプチ断食。
一度試してみる価値はありますね!
プチ断食をする際に注意すべき3つのポイント
実際にプチ断食を行う際、注意すべき点が3つありますので覚えておきましょう!
まず、断食をおこなっている時間以外のスケジュールもしっかりと立てる必要があります。
始める前には準備期を設けること、そしてプチ断食が終えた後には回復期を設けること。
これ、とても大切です!
次に、プチ断食をはじめる数日前からは、出来るだけ胃腸に負担がかかりにくい食事を腹8分目で抑えておくようにしましょう。(おかゆやスープなど体が喜ぶ食べ物がGOOD!)
忘れがちになりますが、食事以外にも気をつけなくてはならないことがあります。
それは、アルコールやお菓子などの嗜好品の摂取です。
プチ断食中は上記3つのポイントに気をつけながら、体に負担がかからないように進めてくださいね。
プチ断食は健康な状態の人だけができる!
プチ断食は健康な状態にある人が行えるものです。
体調に問題がある人が行うと危険を伴う可能性があるので注意が必要です。
また、妊娠中や授乳中の女性や持病を抱えている人、疲労感やストレスがたまっている人はプチ断食をしてはいけません!
食べ物を口にしない時間を持つだけで、集中力が低下したり、イライラしやすくなることも考えられます。
場合によっては中止することも大切です。
プチ断食は無理のない範囲で行ってくださいね!
プチ断食で体をキレイに
いかがでしたでしょうか?
プチ断食をすることで、腸内がキレイになり、今後の摂取カロリーを少なくすることができる、という効果が期待できます。
健康な状態であることが大前提のプチ断食。
体に負担がかかるような断食は絶対にNGです!
お酒を飲まない日を設ける働くお父さんたちやお母さんたちのように、たまには胃腸を休める日もあっても良いかもしれませんね。