「リモートワークになってから歩くことがなくなった」
「久しぶりに体重計に乗ったら3kg増えてた!」
あなたはこのような悩みをお持ちではありませんか?
新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年4月7日に政府より緊急事態宣言が発令されるなど、日本だけではなく、世界中がかつてない危機に直面しております。
不安な日が続く日々を過ごしています。
外出自粛の要請やテレワークなど、新型コロナウイルスの感染拡大防止策によるライフスタイルの変化によって、私たちの体にも影響が出ているのはご存知でしょうか?
それが、今、ネットでも噂になっている「コロナ太り」です。
日々の食生活やちょっとした工夫で「コロナ太り」を回避することが可能になります。
この記事を読んで、「コロナ太り」に対する意識が少しでも深まれば嬉しいです!
Contents
コロナ太りとは
コロナ太りとは、外出自粛の要請やテレワークなど、新型コロナウイルスの感染拡大防止策によるライフスタイルの変化によって、運動不足になり、その結果として体重が増えることを意味します。
最悪な場合、コロナ太りを招く最大の敵「運動不足」が深刻化すると、体への影響だけではなく、心筋梗塞や脳卒中の増加、うつ病の発症、認知機能の低下など命に関わる病気になる可能性もあると言われています。
コロナ太りが及ぼす影響
健康経営支援アプリ「カラダかわるNavi」のユーザー(主に企業で働く従業員)を対象に、新型コロナウイルス感染拡大による身体状態や健康行動の変化に関する調査分析を行ったそうです。
アンケートの結果は、以下のリンクで確認できます。
新型コロナウイルス感染拡大による身体状態や健康行動の変化に関する調査分析
分析期間/2020年2月2日(日)~年3月28日(土)、2019年2月3日(日)~3月30日(土)の各8週間。(体重のみ、当該期間との差を比較するため各開始日の1週間前のデータも利用)
分析項目/体重、歩数、運動の種類。
分析対象者/アプリ「カラダかわるNavi」ユーザーで、分析・発表の許可をいただいた利用者のうち、
・体重は、分析期間内に2回以上の入力があった方。(n=2020年 16,857人、2019年 11,552人)
・歩数は、2月以前に平均5,000歩以上だった方。(n=2020年 8,440人、2019年 4,871人)
・運動は、分析期間内に2回以上の入力があった方。(n=2020年 14,383人、2019年 12,310人)
1日の歩数が1000歩減った!
外出自粛というだけに、歩く場所は限られていますよね。
会社勤めの方の場合、往復の通勤、会社内での移動、外出時など何かをするには歩かなくてはなりません。
しかし、リモートワークをすることにより、必要なものが手に届くところにあるため、歩くチャンスが激減しています。
日常生活でいかに歩かないか、がこの結果から分かります。
私もリモートワークをしていますが、意識しなければ、1日の歩数が3000歩くらいです。
有酸素運動の減少で太りやすい体質に
ランニングやスポーツ、スタジオプログラムなどの有酸素運動が大幅ダウンしているのが分かります。
カロリーを消費しやすい有酸素運動を行うチャンスが減っている=体重や体脂肪が増えやすい状態になっている、ことを意味します。
その一方、おうちでできる簡単な筋肉トレーニングや、ストレッチなどの軽い運動を行なっている方が急増しています。
アプリユーザーもコロナ太りの危機感を感じているのでしょう。
ダイエットの成果が出にくい
これまで、ジムに通ったり、食事制限を行なっていた方は、外出自粛要請により、一気に運動量が減ったり、食事制限に気の緩みが出てきたなど、様々な理由でダイエットの成果が出にくいと感じているようです。
不安ばかりを煽っても、ポジティブな気持ちになれませんよね。
そこで、コロナ太りを防ぐために、今日からできる簡単なことを3つ紹介します!
コロナ太りを防ぐためにできること3つ
コロナ太りは、ちょっとした工夫で回避することができますので、安心してくださいね!
毎朝体重を測る
毎朝、起きたら体重計に乗って、体重を記録しましょう。
そうすることで、自分自身のカラダの変化を見える化し、数値から分析することが可能になります。
スクワット
おうちでできる簡単な運動のひとつに「スクワット」が挙げられます。
コストはかかりませんし、場所も取らないため、非常に手軽に始められる運動です。
最初は10回から、少しずつスクワットの回数を増やしていきましょう。
食生活のバランスに気をつける
リモートワークとは、場所を問わずに自由に働くスタイルのことです。
今は外出自粛要請が出ているため、多くの方は家で仕事をしていると思いますが、会社勤めの時と同じ量、同じカロリーを食べるのは控えましょう。
先にもお伝えしましたが、リモートワークをし始めてから1日の歩数が1000歩も減っています。
運動量が減っているのに、食事の摂取量がいつもと同じである場合、もちろん、体重は増えてしまいますよね。
食生活のバランスを考えながら、野菜などを中心とした料理を作るようにしましょう。
おやつも極力控えた方がよいですね。
コロナ太りはちょっとした工夫で防ぐことができる
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出の自粛などからくる運動不足が、今後どのような影響を及ぼすのか、気になりますよね!
東京大学大学院准教授・近藤尚己先生は、次のようにコメントしています。
「外出自粛によって身体活動が顕著に減れば、心筋梗塞や脳卒中の増加、うつ病の発症、認知機能の低下など、間接的な影響も重大になります。
今回、ビッグデータ解析により平均して約1,000歩も歩数が減っていることがわかりました。身体活動の減少を放置すれば、新型コロナ感染症が終息したあとの『ツケ』となって国民全体が不健康になってしまいます。自宅にいても身体活動を増やせるための工夫を、社会全体で考案して実践していくべきです。
また、経済的理由等により、自主的に活動を増やせる人と増やしにくい人がいます。健康格差が拡大しないように、このようなデータを活用した観察と取り組みの工夫も大切です」
外出自粛だけではなく、フィットネスジムなどスポーツ関連施設の営業自粛の影響もあり、運動不足の解消や健康管理が困難になってきています。
おうちで簡単にできる工夫をしながら、コロナ太りを防ぐために「今できること」を実行に移していきましょう!